宮川 光治(みやかわ こうじ)
経歴
中国山東省青島にて生まれる。引き揚げ後、名古屋市で育つ。名古屋大学法学部法律学科卒業・同大学大学院法律研究科修士課程修了。
1968年、弁護士名簿登録・東京弁護士会に入会して弁護士としてスタート。その後、損害保険・生命保険、建設法務などの仕事をしながら、各地の公害裁判に約10年取り組むとともに、日本弁護士連合会と東京弁護士会において法曹養成・司法改革などの仕事に従事。三宅坂法律事務所を開設し、後に独りとなり宮川法律事務所を現在の場所(富国生命ビル12階)に開設。
2008年、最高裁判事就任に伴い、弁護士登録抹消。2012年、最高裁判事を定年退官後、東京弁護士会に再登録し、宮川・末次法律事務所設立
2013年、旭日大綬章受章
取り扱い業務
企業法務一般、損害保険・生命保険、建設紛争、メデイア法、その他の分野で、相談業務、法律意見書の作成、監査役、新聞社の常設委員会の仕事などに従事。
主な日本弁護士連合会関係の仕事 以下就任年のみ記す
- 1971年
- 臨時司法制度調査会対策委員会委員
- 1973年
- 法曹養成制度研究委員会委員
- 1982年
- 弁護士業務対策委員会委員
- 1984年
- 法律職に関する調査委員会委員・幹事
- 1993年
- 司法修習委員会委員
- 1995年
- 編集委員会委員長
- 1996年
- 司法基盤整備・法曹人口問題等基本計画策定協議会座長
- 2008年
- 法曹養成センター副委員長
- 2010年
- 法科大学院設立・運営協力センター副委員長
- 2003年
- 懲戒委員会委員
- 2005年
- 同委員会委員長
主な東京弁護士会の仕事
- 1968年
- 司法制度臨時措置委員会委員兼調査嘱託
- 1973年
- 司法問題委員会副委員長
- 1976年
- 百年史編纂刊行特別委員会委員
- 1977年
- 司法修習委員会副委員長
- 1981年
- 人事委員会副委員長
- 1982年
- 非弁護士取締委員会副委員長
- 1985年
- 外国弁護士対策本部事務局長
- 1988年
- 国際関係委員会委員
- 1992年
- 民事訴訟法改正問題特別委員会委員
- 1993年
- 司法修習委員会委員長
主な日弁連法務研究財団関係の仕事
- 2003年
- 法科大学院認証評価検討委員会委員
- 2004年
- 法科大学院認証評価事業・評価委員会委員
最高裁判所関係
- 1989年
- 司法研修所教官(民事弁護)
- 2003年
- 司法修習委員会委員
- 2008年
- 最高裁判所判事
法務省関係
- 2003年
- 新司法試験実施に係る研究調査会委員及び同在り方検討グループ委員
主な共編著等
- 『東京弁護士会百年史』(1980年)
- 『変革の中の弁護士(その理念と実践)上・下』(宮川・那須・小山・久保利編著,1992年,3年,有斐閣)
- 『あたらしい世紀への弁護士像』(1997年,有斐閣)
- 『法曹の倫理と責任』(塚原・宮川・宮澤編著,2004年,補訂版・2005年,第2版・2007年,現代人文社)
主な論文
- 「現代の弁護士―その業務と理念についての諸問題」『現代司法の課題―松井康浩弁護士還暦記念』(勁草書房)所収(1982年)
- 「戦後の司法」『東京弁護士会百周年記念論文集 司法改革の展望』(有斐閣)所収(1982年)
- 「法律事務独占の今日的課題―プラクティスの改革と非弁問題の再検討」自由と正義35巻2号(1984年)
- 「法科大学院におけるカリキュラムと教育方法―プロフェッショナル法学教育の創造」『法科大学院 モデル・カリキュラムの構想と実験(日弁連法科大学院設立・運営協力センター)』所収(2001年)
- 「法科大学院における法曹倫理教育―司法修習における教育と対比しながら」法の支配134号(2004年)
- 「法曹養成改革についての断想」『法曹養成と裁判実務 武藤春光先生喜寿記念論文集』(新日本法規出版)所収(2004年)
- 「日弁連における懲戒事件審理の実情と今後の課題」自由と正義58巻3号(2007年)
- 「新たな法曹養成における司法修習とその課題」ロースクール研究6号(2007年)
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